不要な木材の処分方法|自治体ルールからリサイクル、無料回収まで徹底解説
不要な木材の処分方法にお困りですか?DIYプロジェクトやリフォーム後に出る木材は、適切に処理しないと環境に悪影響を及ぼす可能性があります。本記事では、木材のさまざまな処分方法について詳しく解説します。自治体のルールに従った処分方法から、リサイクルや再利用のアイデアまで、環境に配慮した木材の処分方法を紹介します。これを読めば、木材の処分が簡単かつ安全に行えます。
- 1. 木材の種類と特性
- 2. 木材の捨て方、処分の方法
- 2.1. 木材を自治体で処分するには
- 2.2. 木材をクリーンセンターへ持ち込みして処分する
- 3. 木材を自治体で処分する時の費用
- 3.1. 木材を無料で処分する方法
- 3.2. 木材を粗大ゴミで処理する費用
- 4. 木材処分までの流れ
- 5. 建築廃材は自治体では収集しません
- 5.1. 事業所からの木材は出すことが出来ません
- 6. 木材処分で注意すること
- 7. リサイクルショップで売れるのか?
- 7.1. 建材の買取り
- 7.2. 古木の買取
- 8. 木材の処分でよくある質問(FAQ)
- 9. 不用品回収業者の木材の引取り
- 9.1. 回収業者に依頼するメリットとは
- 10. 横浜・川崎・東京で木材の回収
- 11. 木材処分のご依頼はこちらから
木材の種類と特性
木材にはさまざまな種類があり、それぞれの処分方法も異なります。以下に、無垢材、合板、MDF(中密度繊維板)などの主要な木材の種類について詳しく解説します。
無垢材
特徴
- 無垢材は天然の木材から切り出されたもので、接着剤や化学物質を含まない純粋な木材です。
- 自然の美しさと耐久性が特徴で、家具や建材に広く使用されます。
合板
特徴
- 複数の木材の層を接着剤で貼り合わせたもの: 合板は、薄い木材の層を重ねて接着剤で貼り合わせたもので、強度と安定性が高いのが特徴です。
- 用途: 建築材料や家具、フローリングなどに広く使用されます。
MDF(中密度繊維板)
特徴
- 木材繊維を接着剤で固めた板: MDFは、木材繊維を接着剤で固めて作られたもので、滑らかな表面と均一な密度が特徴です。
- 用途: 家具、キャビネット、装飾品などに使用されます。
木材の捨て方、処分の方法
使わなくなった木材、要らない木材の処分方法としては以下の通りです。
- 自治体のゴミ収集に出す
- リサイクルをしてDIYアレンジをする
- 未使用の材料なら建材買取店に依頼をする
- 友人知人に譲る
- クリーンセンターに持ち込みする
- 回収業者に依頼をする
主にこのような方法があるので、一番処分しやすい方法を選んでみましょう。
無垢材を処分する場合
- 自治体の粗大ゴミとして処分: 多くの自治体では無垢材を粗大ゴミとして回収しています。事前に自治体の規定を確認し、指定された方法で出しましょう。
- リサイクル: 無垢材はリサイクルが容易です。リサイクル業者に依頼してチップや他の木材製品に再利用することが可能です。
- 再利用: DIYプロジェクトや修理などで再利用することもおすすめです。ガーデニングや家具の修理など、さまざまな用途に活用できます。
合板を処分する場合
- 自治体の指示に従う: 合板の処分方法は自治体によって異なるため、粗大ゴミとして回収する場合や、分別して燃えるゴミとして出す場合があります。事前に自治体のルールを確認しましょう。
- リサイクル: 一部のリサイクル業者は合板のリサイクルを受け付けています。リサイクル業者に問い合わせて、受け入れ可能か確認します。
- 産業廃棄物業者の利用: 大量の合板を処分する場合、産業廃棄物業者に依頼することが適しています。業者に依頼することで、適切に処理してもらえます。
MDF(中密度繊維板)を処分する場合
- 産業廃棄物業者の利用: 大量のMDFを処分する場合、産業廃棄物業者に依頼することが適しています。適切な処理方法で処分してもらえます。
- 自治体の指示に従う: MDFの処分方法も自治体によって異なります。粗大ゴミとして出す場合や、燃えるゴミとして出す場合があります。事前に自治体の規定を確認しましょう。
- リサイクルが難しい: MDFは接着剤が含まれているため、リサイクルが難しい場合があります。リサイクル業者に問い合わせても受け入れてもらえないことが多いです。
木材の種類によって処分方法は異なります。無垢材は再利用やリサイクルが容易で、自治体の粗大ゴミとしても処分しやすいです。合板やMDFは、接着剤が含まれているため処分方法が少し異なり、特にMDFはリサイクルが難しい場合があります。各自治体の規定を確認し、適切な処分方法を選びましょう。また、リサイクル業者や産業廃棄物業者を利用することで、環境に配慮した処分が可能です。
木材を自治体で処分するには
DIYで使用した木材の廃材などが時折出てきたりしますが、このような木材を処分をするにはいくつかの方法があります。
- 燃えるゴミ・普通ごみとして処理
- 長さが30センチを超える場合には粗大ゴミとして処理
- 回収業者に依頼をして引き取り
排出する時の状況によっても処理の仕方が変わります。
木材をクリーンセンターへ持ち込みして処分する
木材をクリーンセンター(清掃センター、リサイクルセンター)に持ち込んで処分するのは、一般的に便利で効率的な方法です。以下に、木材をクリーンセンターへ持ち込みして処分する具体的な手順と注意点を詳しく解説します。
クリーンセンターの受け入れ確認
近隣のクリーンセンターに木材の持ち込みが可能かを確認します。多くのクリーンセンターでは木材の処分を受け付けているか、事前に電話やウェブサイトで確認することをおすすめします。
受け入れ条件
木材の種類(無垢材、合板、MDFなど)によって受け入れ条件が異なる場合があります。特に、塗装や接着剤が使われている木材は確認が必要です。
木材を自治体で処分する時の費用
お住まいの自治体によっても、ルールが異なりますが、30センチから50センチにカットした木材であれば「可燃ごみ」「燃えるゴミ」「普通ごみ」として処理が出来ます。30センチを超えるものでもノコギリなどでカットして、30センチ以内にして束にすれば「燃えるゴミ」「普通ごみ」として出せます。手間は少しかけることでお金の負担は無くなります。
木材を無料で処分する方法
木材を無料で処分する方法としては、長さを30センチ以内にカットして燃えるゴミとして処理する方法があります。庭木の枝等も30センチ以内に切れば燃えるゴミとして無料で収集が出来ます。
地域 | 状態 |
川崎市 | 長さ50センチ未満、太さ10センチ未満、それらを小さく束ねて、一回で3束が目安。 |
横浜市 | 枝の長さは 50cm未満であれば燃えるゴミとして処理が可能。そして1回で処理できる量は、おおよそ 2 ~3 束程度です。 |
東京都 | 板は30センチ角まで、棒状のものは50センチ未満が目安。3束程度が目安 |
可能であれば出来る限りカットして可燃ごみとして出して、粗大ゴミにしない方がコストがかかりません。
ただ手曳きのノコギリで何本も30センチで刻むというのはかなり労力がいることは間違いありません。その場合は電動ノコギリがあると非常に便利です。簡単に切れます。ヒノキや杉の木で乾燥しているものだと切れやすいですが、生木のような水分を含んでいるものは切りにくいです。
庭の木の枝打ちしたものの場合は剪定ノコギリ(コンパクトなタイプ)で切る方がやりやすいです。
木材を粗大ゴミで処理する費用
木材や木で長さ50センチ超えるものは粗大ごみとして処理することが出来ます。申し込み制による有料での収集です。申し込みは粗大ごみセンターへ電話、もしくはインターネットから可能です。
川崎市の場合は、木刀・角材・幹・丸太は5本で一組の扱いになります。手数料は最長辺の長さによって500円~1000円と異なります。
木材の処分は費用の面では行政の粗大ごみ収集が一番お得です。一部地域別の例で手数料をご紹介します。
地域 | 手数料 |
横浜市 | 200円 |
川崎市 | 最長辺が50センチ~180センチの場合は500円 |
川崎市 | 最長辺が180センチを超える場合は1000円 |
東京都 | 300円~ |
木材処分までの流れ
粗大ごみの収集は申し込み制です。受付を済ませた後にはっきりと金額が分かった後で粗大ごみシールを買うようにしましょう。(払いも戻しはありません)
粗大ごみセンターへ申し込み
電話かインターネットで受付をします。手数料・収集日を教えてもらえます。受付番号が分かるので控えておきましょう。
粗大ごみ処理券の購入
受付時に聞いた手数料分の粗大ごみ処理券をコンビニや郵便局で購入します。
収集
粗大ごみ処理券に「受付番号」「氏名」「収集日」を記載して職員が見える位置に貼ります。
収集日、終了
朝の8時までに指定の場所に出します。立ち合いなどは必要ありません。
プロセスはいたって簡単です。特に難しいことはありません。
デメリットはあるのか?
本数が多い場合は、束として扱ってもらえない場合はそれぞれに粗大ゴミ処理券が必要になってしまうため、コストがかかりかかってしまいます。
建築廃材は自治体では収集しません
近年はDIYブームで自宅のリフォームを自分でする人も増えています。しかし、その廃材が廃棄出来ない場合もあります。棚を自作で作った余りの木材程度なら量も少なく、建築廃材として扱われることは無いと思います。しかし大量の建築廃材を処理する場合に、個人家庭から出たと言っても自治体では収集していないところが大半です。フローリング材なども小さくカットしても一般廃棄物として収集してもらえない可能性もあり、その場合は集積所に残されることになります。地域の環境事務所に確認をされることをおすすめします。
事業所からの木材は出すことが出来ません
会社や事業所からの木材は粗大ゴミでは自治体では収集は出来ません。事業を伴って出た木材は回収業者に依頼をして引き取りをしてもらいましょう。
会社や事業者が木材を処理する方法
リフォーム業者など定期的に木材の廃材が出る場合に、その処分方法は二つあり以下の通りです。
- 産業廃棄物収集運搬業者に依頼する
- 中間処理施設に持ち込みする
産業廃棄物収集運搬業者に依頼をすれば、現場から出た木材の廃棄物を収集運搬してくれます。処理施設に自ら行くことが無いので、時間的な節約が可能です。費用は処理費用と運搬費用がかかります。
もしも自社で運搬する車を持っているなら、中間処理施設へ直接持ち込みすることも出来ます。ただし持ち込みをする場合は、中間処理場との「契約」を交わす必要があり、定期的に木材を排出する業者向きです。そして収集運搬の許可ですが、自社で出たゴミを持ち込みする場合は、産業廃棄物収集運搬の許可は不要です。自社で持ち込みをすれば収集運搬の費用が節約できるのがメリットです。ただし中間処理場は利便性の良い場所に無いことも多いので、持ち運びに手間がかかるのがデメリットです。
木材処分で注意すること
木材の処分にはいくつかの注意点があります。適切に処理することで、環境保護や安全を確保することができます。以下に木材処分で注意するポイントを詳しく解説します。
自治体のルールに従う
- 分別方法の確認: 自治体によって分別方法が異なるため、事前に確認しましょう。無垢材、合板、MDFなど、それぞれの処分方法が異なることがあります。
- 収集日と収集場所: 指定された収集日と収集場所に出すようにしましょう。不適切な場所や時間に出すと、罰金が科される場合があります。
環境への配慮
- リサイクルの活用: 可能な限りリサイクル業者を利用し、木材を再利用することで環境負荷を軽減します。
- 有害物質の処理: 接着剤や塗料が使われている木材は、燃やすと有害物質が発生する可能性があります。適切に処理することが重要です。
安全に処理する
道具の使用: ノコギリや電動工具を使用して木材を小さくする場合は、安全装備を着用し、適切な使い方を守ります。
運搬の注意: 重い木材を運搬する際は、安全な姿勢と適切な道具を使用して、けがを防ぎます。
リサイクルショップで売れるのか?
「材木の買取」を行っている業者もあります。主に建築で使われるような材木、対象となるものは倉庫に眠ったままで使われていない未使用品のストックだったりします。少量ではなく束になった物が対象になります。少量や使いかけの木であったり、木っ端は売ることは難しいです。
建材の買取り
もし未使用の建材の木材なら買取をしているリサイクルショップがあります。「建材買取」と調べてみましょう。取り扱いをしているショプの数が少ないので、場所によっては見つけにくい場合があるかもしれません。持ち込みであれば査定可能です。
古木の買取
古民家解体から出る古木なら売れるケースもあります。廃材を利用してアンティークなデザインの店舗やインテリアに使われるケースもあり、需要もそれなりにあります。
無垢の木なら売れる可能性あります
木にも種類はあって、希少性の高いものやテーブルの天板に使われる1枚板の無垢の木なら売れる場合もあります。檜や欅といった木は価値が高め。唐木や花梨の天板などは状態によってヤフオクやメルカリなどで高値で売れる場合もあります。しかし配送料が高かったり、デザインがお部屋に合わないなどの理由から、需要もそこまで多くないので、売れるまでにはそれなりに時間がかかりそうなアイテムでもあります。
木材の処分でよくある質問(FAQ)
-
木材をホームセンターで処分はできますか?
-
ホームセンターで木材処分で受け入れしているところはありませんでした
-
木材を燃やして処分しても良いですか?
-
環境の汚染になるので、野焼き等は厳禁です
-
軽トラックで回収している業者に依頼をしても良いですか?
-
拡声器を使う業者は許可を持っていないことがあり不法投棄に繋がる可能性があるので、引き取ってもらう際には許可を確認しましょう
-
小さな木くずで捨てるなら燃えるゴミにだせますか?
-
30センチ以内であれば燃えるゴミに出せます。
不用品回収業者の木材の引取り
不用品回収業者に依頼をする一番のメリットは部屋からの「運び出し」をしてもらえるということです。しかし作業費や処分費や交通費といった費用がかかるので、依頼をする場合には費用対効果を考えると良いでしょう。つまりお金を支払ってでも運び出す価値があるか無いかということです。
引き取りの費用
不用品回収業者に引き取りの依頼をする場合には「作業費」「交通費」がかかってしまいます 。お部屋からの運び出しには1名~2名必要な場合もありますから人件費が必要です。そして粗大ごみとは違って集団収集ではありませんから、スポットで回収に行くことによる交通費がかかります。〇〇の場合ですと単価としては〇〇円程度ですが、作業費・交通費を含めると1回収あたり〇〇〇円~〇〇〇円は費用としてかかってしまいます。会社によっては料金設定が大きく異なるので、事前に見積もりをすることをおすすめいたします。
回収業者に依頼するメリットとは
木材の場合には、DIYで残ったものや、家具などをバラシて置いたままのものがあったりしますが、これらをカットして可燃ごみにするのは中々大変な作業であります。手引のノコギリで全てをカットはかなりの労力ですし、「丸ノコ」のような電動工具を使っても手間はかかります。そして、カットすることにより大量に膨れ上がった木も、可燃ごみに出す場合には束にして3つくらいずつしか出せないということです。日にちを分けて出すことになるとかなりの日数がかかってしまいますね。
そんな時に回収業者であれば、手早く時短で、さらに運び出しも心配なく処理することが可能だというのが最大のメリットです。
木材の処理とリサイクル
引取りされる木材は、中間処理施設に持ち込みすることでチップにされて「製紙用チップ」「燃料用木材チップ」「敷料用ダスト」として使われています。製紙用チップから製紙が作られ、燃料用木材チップはバイオマス発電所の燃料として使われます。敷料用ダストは家畜の牛舎の敷料に使われます。木材廃棄物リサイクルのフロー
回収業者が集める木材は、このようにリサイクルの一環を担うお手伝いをしていることになります。
横浜・川崎・東京で木材の回収
東京都:板橋区・ 大田区 ・ 品川区 ・杉並区・ 世田谷区・文京区・目黒区・狛江市・稲城市
川崎市:川崎区・幸区・中原区・宮前区・高津区・多摩区・麻生区
横浜市:鶴見区・神奈川区・金沢区・西区・中区・南区・港北区・港南区・保土ケ谷区・旭区・緑区・青葉区・都筑区・戸塚区・泉区
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投稿者プロフィール
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2007年の創業の神奈川県川崎市内のリサイクルショップ。不用品回収と買取を10年以上に渡り営業を行っている。豊富な経験と実績もある古物販売・リサイクル業の専門家。安心して依頼が出来る不用品回収サービスをモットーに誠実な営業を続けさせていただいております。
お譲りいただいた不用品はリユース・リサイクルの分別を行い、最終的に残るものは一般廃棄物許可業者に委託をして処理されています。
【古物商許可】神奈川県公安委員会第452520008296号
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