金庫の処分方法と捨て方ガイド、簡単で安全に金庫を処分する方法を徹底解説

金庫

不要になった金庫の処分方法に悩んでいませんか?金庫はその重量とセキュリティのため、適切に処分することが重要です。本記事では、自治体の粗大ゴミ回収、不用品回収業者、リサイクル業者、専門業者による解体・廃棄など、金庫の処分方法と捨て方について詳しく解説します。安全で確実な金庫の処分方法を知りたい方は、ぜひご覧ください。

金庫の処分方法の基本情報

お片付けチャレンジャー

使わなくなった金庫を捨てたいのだけど、どんな方法があるの?

リサイクル博士

耐火金庫は自治体の収集が無いので、処分の方法としては販売店か回収業者に依頼をすることになる。

お片付けチャレンジャー

販売店が覚えていなくて、どこだったか分からないのだけど

リサイクル博士

それであれば不用品回収業者に相談してみるのも良いですよ。

部屋からの運び出しもしてくれるので手間がかからない。

お片付けチャレンジャー

確かに、あの重たい物を自分では運べないし、一度相談してみるわ

耐火金庫の対応年数は約20年と言われています。ただの鉄板であれば火災時には中の書類が焼けてします。火の熱から守るために、耐火金庫の鉄と鉄の間には「耐熱性の石膏粉」が入っているんです。これがあることで耐火性が担保されているのです。 石膏粉には水分が含まれていて、火災の時には水分が気化して気化熱によって焼失を免れる作りになっています。しかし経年劣化により中の水分が抜けてしまう。つまり気化熱によって守ることが出来なくなるということです。それが20年くらいということなので、そのくらい経過をしている金庫は処分の時期だということも言えます。

金庫の寿命や劣化のサイン

金庫は重要な書類や貴重品を保管するための重要なアイテムですが、長期間使用すると寿命や劣化のサインが現れることがあります。以下に、金庫の寿命や劣化のサインについて詳しく説明します。

1. 金庫の寿命

一般的な寿命

  • 家庭用金庫: 約20〜30年
  • 業務用金庫: 約30〜50年

寿命は金庫の種類や使用環境、メンテナンスの頻度によって異なります。使用頻度が高く、過酷な環境で使用される金庫は、寿命が短くなることがあります。

2. 劣化のサイン

錠前やダイヤルの不具合

  • 鍵が回りにくい: 錆びや汚れが原因で、鍵がスムーズに回らなくなることがあります。
  • ダイヤルが固くなる: ダイヤル式の金庫で、回転がスムーズでなくなる場合、内部の機構に問題が生じている可能性があります。

扉の閉まりが悪い

  • 扉が完全に閉まらない: 扉のヒンジやロック機構に不具合がある場合、完全に閉まらなくなることがあります。
  • 閉じるのに力が必要: 力を入れないと扉が閉まらない場合、歪みや機構の不調が原因である可能性があります。

錆びや腐食

  • 外装の錆び: 金属製の金庫は、湿気の多い環境で使用されると錆びることがあります。錆びが広がると、強度が低下します。
  • 内部の腐食: 内部の機構が腐食すると、動作不良が発生しやすくなります。

異音や動作不良

  • 開閉時の異音: 扉を開け閉めする際に異音がする場合、内部の機構に問題がある可能性があります。
  • 動作が遅い: 電子金庫の場合、操作に対する反応が遅くなることがあります。電気系統の劣化やバッテリーの寿命が原因です。

水漏れや湿気

水漏れ: 防水性能が低下すると、金庫内に水が入り込むことがあります。

内部の湿気: 金庫内に湿気が溜まりやすくなると、内部の書類や貴重品がダメージを受けることがあります。パッキンの劣化が原因です。

このような状態になった時が金庫の処分のタイミングとも言えます。

セキュリティとプライバシーの保護

廃棄処理する前に中身の確認をしましょう

遺品整理などで親が残した金庫。中を確認せずに捨てるわけにも行きませんよね。

金庫を廃棄処分するにしても鍵が開いていない場合は中を確認してからにしましょう。貴重品が入っているかの確認はしておくべきです。しかし、開錠にはダイヤルやプッシュの番号が必要になるので、もしそれを忘れてしまった場合には鍵屋さんを呼んで開けてもらう必要があります。費用としては2万円~が相場になります。難易度によってはさらに費用がかかる場合もあります。

開けるために数万円の費用がかかり、さらに金庫の廃棄処分に費用がかかるので痛い出費になりますが、万が一のことを考えると中身の確認は大切です。

耐火金庫の処分でおすすめな捨て方

金庫はその重量と素材の特性から、適切に処分することが必要です。安全かつ効率的に金庫を処分するためには、いくつかの方法があります。金庫の処分におすすめの捨て方を6つご紹介します。自治体の粗大ゴミ回収から不用品回収業者の利用、リサイクルショップでの買取など、あなたの状況に最適な方法を見つけて、金庫をスムーズに処分しましょう。

金庫の処分方法

金庫の処分方法ですがいくつか方法があり以下の通りです。

  • 小型金庫の場合は粗大ゴミで処理できる
  • 販売店へ処分の依頼
  • 処理施設へ直接持ち込み
  • リユース品として買取
  • 金属製の金庫なら鉄くず業者に持ち込み
  • 金庫の鍵屋さんに相談をする
  • 回収業者へ依頼

メーカーによる金庫処分引き取り

行政ではメーカーに相談ということですが、いったいどのようなメーカーがあるのでしょうか?一覧でご紹介してみます。

このような金庫のメーカーがありました。エーコーや日本アイ・エス・ケイのホームページを見ても処分に関する記載がありませんでした。メーカーで処分を希望される場合は直接問い合わせしてみましょう。

リサイクルショップを利用した金庫の売却

リサイクルショップが金庫を買うというのはかなり現実的ではありません。というのも、販売の数も少ないですから、利幅を取って仕入れてもすぐには売れません。移動するにも手間がかかりますし、配送するにも輸送費のコストがかかるためネットショッピングでも売りづらい商品となります。なので、大半のリサイクルショップでは買取は期待できないものとなります。

強いて言えば「舟箪笥 」「船金庫」「車ダンス金庫」や金庫の鍵で「古い鉄製錠前」のような昭和レトロや江戸幕末の頃の古いものであれば希少性から中古でも取引されています。

汎用的な現代のものだと再販は難しい状況です。特にダイヤル式の場合は鍵があってもダイヤルを回す回数があり、それが分からないと開かないということになります。扉があかなければ、売り物以前の問題です。ダイヤル式は今では作られていないので相当古い物になるので、こういったものは処分が良いでしょう。

耐火金庫の処分の持ち込み

金庫の中でもプッシュ式のものが現在の主流です。開錠の番号も分かっていて、欠品などが無い場合であれば、リサイクルショップ次第ですが無料引き取りしてくれる場合があります。出張で引き取りはしてもらえないと思いますから、持ち込みでの対応となります。生活用品を取り扱っていて長く営業をしているリサイクルショップや「海外輸出」を行っているリサイクルショップがおすすめかもです。

リサイクルショップで受け入れ出来る条件

鍵と開錠の番号が分かることが必須です。ダイヤル式の場合は需要が少ないので受け入れ出来ない場合もあります。買取の価格はあまり期待は出来ません。無料引き取り程度のレベルです。しかし処分となると1万円以上はするので、無料で引き取りでもお得になります。

金属製の金庫の処分方法

重量のある耐火金庫の中には「石膏粉」が入っているため、見た目は金属でも鉄くずとして処理することができません。しかしさらに小型の金庫で、金属だけで出来ているものは金属スクラップとして処理が可能です。その場合に、鉄くず屋さんがもし近くにあれば引き取りしてもらえます。

鍵屋さんに金庫処分で相談してみる

金庫の開錠をしてくれる鍵屋さんがいますが、そういったところでも金庫の回収をしてくれる場合があります。例えば中を確認するために依頼をして、確認後にそのまま処分したい時に引き取りしてくれるケースです。

回収のみで受付してもらえるかは鍵屋さん次第なので、一度相談するのも良いでしょう。

専門業者による金庫の解体・廃棄

金庫の解体・廃棄が必要な場合に、その重量や構造のため一般の家庭で処分するのは難しい作業です。専門業者に依頼することで、安全かつ効率的に金庫を解体・廃棄することができます。以下に、専門業者による金庫の解体・廃棄について詳しく説明します。

専門業者に依頼するメリット

安全性

  • プロの技術と経験: 専門業者は金庫の構造を熟知しており、安全に解体・運搬する技術を持っています。
  • 専用機材の使用: 重機や特殊工具を使用して、安全かつ効率的に金庫を解体・廃棄します。

効率性

一括処分: 解体から運搬、廃棄まで一貫して対応してくれるため、手間がかかりません。

迅速な対応: 解体・廃棄にかかる時間が短く、スムーズに作業を完了します。

中間処理施設へ持ち込みで廃棄処分する方法

粗大ゴミとしても処理が出来ない金庫なので、メーカー引き取りや販売店引き取りが出来ない場合、その他の廃棄処分方法としては中間処理施設への持ち込みという方法があります。しかし受け入れには契約が必要になり、一般からの持ち込みが出来る処理施設は多くはありません。まずは一般からの自分の持ち物として受け入れ可能なのかの問い合わせをしてみましょう

粗大ゴミ処理のプラントへの持ち込みも、収集を行っていないので受け入れが無いのが実情です。仮に中間処理施設で受け入れをしてもらえた場合の処理費用ですが、おおよそ5000円くらいはかかります。安くは処理が出来ないものだというのが分かりますね。

不用品回収業者の耐火金庫引取り

耐火金庫の引取りには、不用品回収業者を利用するのが便利で安全です。信頼性の高い業者を選び、複数の見積もりを比較して、適切な料金とサービス内容を確認しましょう。事前準備をしっかり行い、当日は業者の指示に従って安全に引取り作業を進めます。また、環境への配慮を考慮し、リサイクル可能な業者を選ぶことも重要です。適切な処分方法を選んで、スムーズに耐火金庫を処分しましょう。

金庫処分でよくある質問(FAQ)

自治体の粗大ゴミで金庫を処分

重量のある金庫は行政や自治体では収集していない地域がほとんどです。「処理困難物」の扱いとなっているようです。実際はどのようになっているのかを調べてみました。

耐火金庫の重さ

耐火金庫ですが一体どのくらいの重さがあると思いますか?小型のものであれば何とか一人でも持ち上げれる?くらいですが、サイズが大きくなるとかなりの重量があります。サイズ別で重量を見てみましょう

サイズ重さ
W412mm × D397mm × H360mm 約30キロ
W472mm × D491mm × H603mm(ちょっと縦長の長方形)約50キロ
W655mm × D600mm × H1020mm約200キロ
金庫の重さ比較

サイズが大きくなると一気に重たくなります。100キロを超えると持ち上げるのもかなり困難かつ危険です。足の指に落とすと骨折の危険性もありますね。

このように重たい金庫ですから、処理にかなり問題です。

【横浜市の場合】

市では収集しないごみ

耐火金庫など処理困難物は販売店または資源循環局事務所に相談してください。

横浜市|市では収集しないごみとリサイクル

その他の地域の場合

地域地域
川崎市 川崎市では、粗大ごみもしくは処理困難物。耐火金庫は処理できない。販売店へ相談と記載がありました。
東京都世田谷区 世田谷区の場合も販売店やメーカーに相談してくださいということです。
金庫の行政の対応

つまり、耐火金庫はどこの行政も収集はしていないようです。

耐火金庫ではない場合は粗大ごみで収集が可能

金庫と言っても30センチサイズの重量のある金庫・これを一般的に耐火金庫と呼びます。あの重さは内側に耐熱性の石膏粉が入っているので思いたいんです。ただの鉄の塊ではないんですよ。それで、耐熱性の石膏粉が入っていない鉄で出来たもので、30センチを超えるものは粗大ごみで出すことも可能な場合があります。川崎市の場合は「粗大ごみ、もしくは処理困難物」と記載があるように、場合によっては粗大ごみで出せるということです。「手提げ金庫」レベルなら粗大ごみでOKということです。

金庫処分でよくある質問(FAQ)

金庫の処分にはさまざまな疑問や不安が伴います。以下に、金庫処分でよくある質問とその回答をまとめました。

金庫を処分する際の費用はどれくらいですか?

金庫の処分費用はサイズや重量、処分方法によって異なります。一般的には以下のような費用がかかります。

専門業者による解体・廃棄: 数万円

自治体の粗大ゴミ回収: 数千円程度

不用品回収業者: 数千円から数万円

金庫の中身はどうすればいいですか?

処分する前に必ず金庫の中身を取り出し、貴重品や重要書類を保管してください。特に個人情報が含まれる書類やデータは適切に処分しましょう。

金庫が非常に重くて動かせないのですが、どうすればいいですか?

専門業者や不用品回収業者に依頼すると、プロのスタッフが安全に運び出してくれます。業者は専用の機材を使って搬出するため、安心して任せられます。

自治体の粗大ゴミ回収で金庫を処分できますか?

手提げ金庫程度であれば多くの自治体で粗大ゴミとして処分できますが、重量やサイズによっては回収できない場合もあります。事前に自治体のゴミ処理ルールを確認し、申し込みが必要です。

解体してから処分したほうが良いですか?

大型の金庫や特殊な金庫は解体してから処分することがあります。専門業者に依頼すると、解体から処分まで一括して対応してくれます。

金庫の解体・廃棄にはどれくらいの時間がかかりますか?

金庫のサイズや設置場所によりますが、一般的には1〜2時間程度で解体・廃棄作業が完了します。詳細な時間は業者に問い合わせて確認してください。

金庫を安全に処分するためのポイントは何ですか?

安全に処分するためには、信頼できる業者を選び、見積もりや料金体系を事前に確認することが重要です。また、搬出経路の確保や金庫の中身を事前に取り出しておくことも必要です。

金庫処分を業者に依頼する際の注意点は何ですか?

業者に依頼する際は、以下の点に注意してください。

追加料金の確認: 追加料金が発生する可能性があるか確認します。

見積もりを複数取る: 複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較します。

信頼性の確認: 口コミや評判をチェックし、信頼できる業者を選びます。

金庫処分ならコーモドにお任せください

不用品回収サービス

耐火金庫のお引き取りもしています。お部屋からの運び出しを含めた引き取りとなります。大きさにより1名~2名必要な場合もあります。お電話でサイズや搬出場所をお教えいただけると簡単にお見積もりが出来ます。

重さ金額
キロ当たり200円~250円
金庫の処分費の目安

小型サイズのもので1万円~が目安となります。あとは搬出のロケーションなどによってもオプション費用が加算される場合があります。100キロや200キロクラスのものは2名~3名となるので、事前見積もりが必要になります。

金庫処分費用の相場目安

小型金庫1万円~3万円程度

中型金庫3万円~

大型金庫 要見積もり

金庫の部屋からの運び出し

見た目に比べてサイズは小さくてもお部屋から運び出すのも困難なのが耐火金庫です。慣れている不用品回収のスタッフでも苦労するものです。以前もありましたが、推定100キロ超えの金庫を一軒家の2階の階段で下ろしたことがありました。2名での搬出でしたが、持ち手も無いのでものすごく運び辛いのです。そしてお住まいの階段を傷つけるわけにもいきませんから、金庫に養生パッドを被せて、さらに持ち手になるバンドを掛けてようやく下へ下した経験があります。私たちでもこのような状況で下ろしたくらいなので、一般の人が何も道具無しで下ろすというのは非常に危険を伴います。特に下にいる人は落下した場合には大けがをする危険性もあります。

やはり階段差作業などがある場合は特に回収業者に相談をされることをおすすめいたします。

不用品処分

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投稿者プロフィール

株式会社コーモド
2007年の創業の神奈川県川崎市内のリサイクルショップ。不用品回収と買取を10年以上に渡り営業を行っている。豊富な経験と実績もある古物販売・リサイクル業の専門家。安心して依頼が出来る不用品回収サービスをモットーに誠実な営業を続けさせていただいております。
お譲りいただいた不用品はリユース・リサイクルの分別を行い、最終的に残るものは一般廃棄物許可業者に委託をして処理されています。

【古物商許可】神奈川県公安委員会第452520008296号