不用品回収で食品の引き取り
不用品の回収の中で「食品」の引取りのご相談もされることがあるのですが、引き取りの状況や不用品回収業者の対応などをご紹介いたします。
不要な食品
自分の自宅であれば燃えるごみ・普通ゴミとして処理すればよいわけですから、さほど難しいことでもありません。しかし親の実家や家財の整理をしているとまだ残ったままの食べ物が出てきたりして困ることがよくあるんです。
よくある食品引取りの相談
自宅の中の食品なども処理が面倒ということでそのまま残されている人や、実家が離れているため中々整理に行くことが出来ないので処理できないか?というご相談がよくあります。
どんな食品が多いのか
食品の中で残っているもので多いのは大体決まっています。
- 冷蔵庫の中身
- お中元やお歳暮などの缶詰
- 乾物などの食品
- 漬物・梅干・梅酒など
- レトルトやインスタントラーメンなどの保存食
主にこんな物が大半です。冷蔵庫の中身といっても野菜から全てというわけではありません。多いのがマヨネーズやケチャップなどや冷凍食品といったものです。お中元やお歳暮の食品は賞味期限が残っていればまだ良いですが、大半のものが期限切れの状態で食べれないものばかりです。
そうめんや冷麦やそば。のりや鰹節のような乾物系の食品というのもよく残っていることがあります。いつに購入したものかも分からず、そのような場合には処分するほか無いですね。漬物類が残っている場合も非常に多いです。中でも梅干をご自身でされる人が多いかと思います。次に梅酒。そして漬物といったところでしょうか。レトルトやカップめんなどの食品などが残ることも多いです。賞味期限がものすごく過ぎている場合もありますが、期限内のものも結構あります。
リサイクルショップに引き取りを依頼した場合
リサイクルショップというのは家財道具の買取が中心です。片付け作業がメインではないので、食品類の引取りはしないことが一般的です。ただし、お中元やお歳暮でもらったもので、賞味期限内の品物であれば引き取りしてくれることもあります。しかしお店の業態にもよるのでどこのお店でもというわけではありません。
飲み物で、お酒。それもウィスキーやブランデーのようなものが出てきた場合は開封していなければ飲むこともできます。中には高く売れるものもあるので、開けて捨てたり飲んだりする前に銘柄を確認してみると良いです。
古いお酒と聞くと「きっと飲めない」と思う人もいると思います。ですが、結論から言えば飲めます。特に食当たりを起こすようなこともありません。ウィスキーやブランデーなどは開封さえしていなければ劣化することなく飲むことが出来ます。
劣化しやすいお酒の種類もあるので、全てが飲めるわけではありません。
冷蔵庫中身を不用品処分
冷蔵庫の中の物。つまり食物ですが、これを処理する場合は家庭からなのか会社からなのかによっても処理の方法が違います。家庭からの場合なら一般廃棄物なので、市町村が収集することとなります。冷蔵庫に中身が入った状態で不用品回収に出すことは出来ません。家電リサイクル品として処理をするにしても中身は出さなければいけないのです。
会社や事業所からの冷蔵庫でも同じように中身は出さなければいけないのですが、収集を依頼するのは市町村ではありません。”事業系一般廃棄物”という区分になるので、許可を持った業者に収集の依頼をすることになります。
冷蔵庫の中身の処分はお早めにすることをおすすめします
電気が止まった冷蔵庫の中身というのは腐敗が進み強烈な臭いを発します。このような状況で中身の取り出しはかなり辛い作業です。不用品回収業者や便利屋さんに依頼をした場合には、中身を取り出す代行作業はしても回収まではしません。市町村に出せるように袋詰めまでの作業となります。
どの様に処理すべきなのか
収集自体は一般廃棄物処理業者を手配すれば収集は可能です。地域の清掃事務所などから一般廃棄物の許可業者を紹介してくれます。しかし、分別された状態でなければ収集は出来ないので、その仕分け分別作業自体が出来ないのであれば代行を依頼。そして収集を一般廃棄物処理業者にお願いをすると言う流れが一番スマートでしょう。
ごみ屋敷のような場合
冷蔵庫の中身程度の小量な食品であれば収集場所に出すこともできますが、大量にある場合には近隣の方の事を考えると置くこともできません。処理したいものが多くある場合は、地域の清掃事務所に相談をすると言うのも方法の一つです。もし持ち込み出来る施設があれば自分で持ち込みすることも可能です。
【川崎市の場合】
川崎市では「一時多量ごみ制度」というものが出来ました。どういったものかというと、普通ごみは小分けにして収集に出すように依頼をしていましたが、近年は高齢化や遺品整理などで大量にゴミが出てしまうケースが増えたことを背景に、一般廃棄物処理業者に「仕分けしたもの」を収集依頼することが出来るようになりました。
一般廃棄物処理業者は仕分け分別は行わないので、事前にすましておく必要があります。
【川崎市内の清掃事務】
- 川崎区、川崎生活環境事業所 電話044(266)5747
- 幸区、中原生活環境事業所 電話044(411)9220
- 中原区、中原生活環境事業所 電話044(411)9220
- 宮前区宮前生活環境事業所 電話044(866)9131
- 多摩区・麻生区、多摩生活環境事業所 電話044(933)4111
依頼までの流れ
業者の選定
生活事務所に申込書を提出します
ゴミを分別して業者に渡す
ゴミを受け取った業者は施設に運びます
まとめ
お家の整理をしていると「食品」の不用品が出ることがあります。冷蔵庫の中身や・乾物・缶詰・レトルト食品・インスタント食品・漬物類といったものが主ですが、これらを不用品回収業者に引き取りの依頼をしても回収してくれないことが多いのが実情です。
腐敗している場合など仕分け分別は結構大変ですが、「燃えるごみ」や「普通ゴミ」として行政の収集に出すようにしましょう。
投稿者プロフィール
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2007年の創業の神奈川県川崎市内のリサイクルショップ。不用品回収と買取を10年以上に渡り営業を行っている。豊富な経験と実績もある古物販売・リサイクル業の専門家。安心して依頼が出来る不用品回収サービスをモットーに誠実な営業を続けさせていただいております。
お譲りいただいた不用品はリユース・リサイクルの分別を行い、最終的に残るものは一般廃棄物許可業者に委託をして処理されています。
【古物商許可】神奈川県公安委員会第452520008296号
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