バッテリーの正しい捨て方、廃棄処分の方法を徹底解説

バッテリーの処分方法に困っていませんか?使用済みのバッテリーは環境への影響が大きいため、正しい方法で処分することが非常に重要です。本記事では、初心者にも分かりやすくバッテリーの処分方法や捨て方を解説します。自治体の回収方法、リサイクル業者の利用、不用品回収サービスなど、さまざまな方法を紹介します。これを読めば、安心してバッテリーを適切に処分することができます。

バッテリーを処分したいのだけど、処分費が結構かかるのかな?

バッテリーは実はリサイクル可能なものなので、お金はかからず捨てれるのですよ。

しかし自治体では処分が出来ないから、どこで処理できるかをお教えしますね。

バッテリーの処分の基本情報

バッテリーにも用途に応じた種類があります。目的によってサイズや製品の仕様が異なったりします。

  • 車のバッテリー
  • オートバイのバッテリー
  • 電動アシスト自転車のバッテリー
  • パソコンなどのバッテリー

これら以外にはスマホの充電バッテリや充電式の電池も似たような仕組みで、市町村では収集はしてもらえません。(ただし1度だけの使い切りタイプの電池は資源ごみで収集できます。)

リチウムバッテリーや鉛のを使った自動車用バッテリーも正しく処理をすれば資源としてリサイクルが可能なので、その方法を覚えていきましょう。

車のバッテリーとパソコンのバッテリーとオートバイと電動アシスト自転車のバッテリーでは受け入れ先が異なります。

パソコンのバッテリー回収

ノートパソコンのバッテリー回収は「充電式電池リサイクルBOX」を利用する良いです。家電量販店に設置されていたりします。

電動アシスト自転車のバッテリー
JBRCという一般社団法人が推進している小型充電式電池のリサイクルの協力店が回収を行っています。店舗検索

リチウムバッテリーの処分方法について

処理をする場合は自治体のルールに従います

  • 多くの自治体では、バッテリーは特定の回収方法が定められています。
  • 自治体の公式ウェブサイトやゴミカレンダーでバッテリーの回収方法を確認します。

回収日と回収場所の確認

  • 自治体によっては、小型家電やパソコンのバッテリーは回収日や回収場所が指定されています。
  • ゴミカレンダーや自治体のウェブサイトで回収日と回収場所を確認しましょう。

バッテリーの分別方法

バッテリーの種類(リチウムイオン、ニッケル水素、鉛蓄電池など)に応じた分別方法を解説します。

バッテリーは他のゴミと分けて処分する必要があります。

車・バイクのバッテリー処分方法について

車やバイクのバッテリーは処分出来る場所は限られており車やバイクのバッテリーの処理方法は限られています。

  • カー用品店で、新品購入時に引き取り
  • 中間処理場等で引き取り
  • 回収業者に依頼をする

以上のような方法が挙げられます。

車のバッテリーの交換時期

バッテリーの寿命は種類や使用環境によっても異なります。例えばあまり使用頻度の少ない車の場合、バッテリーは自然放電をしてしまいます。放電により硫酸鉛は時間が経つとともにサルフェーションなり劣化します。つまり充電の能力が落ちるわけです。しかし毎日乗っている車は放電をしない状況なので劣化が進みにくく、結果として長持ちになる傾向です。

決して時間だけで寿命が決まるわけではないということですが、一般的に言われているバッテリーの寿命の目安は3年から7年です。

ただし、もう少し長く使いたいのであれば、裏技があります。サルフェーション除去が出来る充電器が数千円で販売されていて、それを使い「パルス充電」をすると復活したりします。

車・バイクのバッテリー処分は自治体では出来ません

自治体では収集出来ないものの中にはバッテリーがあり収集をしてもらうことが出来ません。

これらはどこの自治体でも収集をしておらず、処分廃棄出来るところへ依頼をすることになります。

ごみと一緒に混ぜないでください

車のバッテリーは大型で重たい物ですが、原付のバッテリーは小型で軽い物が多いです。廃棄をしたいからといって普通ごみなどに混ぜては絶対にダメです。なぜダメかというと、発火の危険性があるからです。バイクや車のバッテリーには種類があって、「鉛」を使ったタイプと、「リチウム」を使ったタイプがあります。鉛を使ったタイプには希硫酸が入っています。発火よりも液が漏れると人体に影響があるものなのでとても有害です。リチウムバッテリーは衝撃を与えると発火する特性があるんです。これが発火の原因です。最近のバイクのバッテリはリチウムを使ったものもあるので、これをゴミ袋に入れてゴミ出しして収集車が火災を起こしたこともありました。(中で撹拌した衝撃によるものでしょう)このようなことが起きないためにも一緒に出さないでください。

車のバッテリーの持ち込み処分出来るところ

バッテリーを処分できそうなところとしてはいくつかの選択肢があります。処分には費用がかかりますが、それぞれのショップで価格も異なっていました。

カー用品店

カー用品店でバッテリー引き取り

カー用品店ではバッテリーを無料で引き取りしてくれるところがありますが、その引き取り条件などはあるのか調べてみました。

オートバックスのバッテリー無料回収

オートバックスでは廃バッテリーを無料で引き取りしています。バッテリーをお店で購入していなくても引取りは無料です。

オートバックスで新しいバッテリーを購入して取り換えの場合、回収費用は無料ですが、作業工賃だけは負担することになります。

イエローハットのバッテリー無料回収

イエローハットでも同じく廃バッテリーを無料で引き取りしています。イエローハットでは回収した廃バッテリーは鉛蓄電池再資源化協会が運用しているリサイクルスキームに基づいて処理しています。

店舗で購入したバッテリーと入れ替えだけでなく、持ち込みでも無料回収は可能です。

オートバイ用品店で引き取り

【2りんかん】

2りんかんはオートバイの用品を販売しているショップですが、こちらでも廃バッテリーは無料で引き取りをしています。

ガソリンスタンドで引き取り

ガソリンスタンドの場合は店舗によって対応が異なります。私が知っているスタンドでは置き場が無いということで引き取りを行っていませんでした。しかし他店では無料での引き取りを行っていたりしました。エネオスだから出光だからという理由ではなさそうです。

基本的には無料でバッテリーを引き取りしてくれる傾向です。

ホームセンターでの引き取り

ホームセンターでは「引き取りだけ」は行っていないところがほとんどです。コーナンでも新しいバッテリーを購入したら、相当分のものを引き取りというサービスでした。つまりバッテリーだけを持って行くことは出来ないのです。

では引き取りして欲しいからホームセンターでバッテリーを買えば良いのかというと、車やバイクのバッテリーには適合というのがあります。きちんと車に合う物を購入しなければいけません。そしてバッテリーの交換も自分でしなければいけないということも覚えておきましょう。

なぜ無料で引き取りしているの?

カー用品店にしてもバイク用品やガソリンスタンドでもなぜバッテリーを無料で引き取り出来るのでしょうか?「不法投棄でもするのか?」と穿った考えを持ってしまいそうですが、これには秘密があります。実はバッテリーは有価物なんです。バッテリーには多くの鉛を含んでいます。この鉛を再利用するために集めているのです。有価物ということですから価格がつきます。

集められたバッテリは鉛をリサイクルする非鉄金属業者に買い取られていくんです。このような仕組みで無料で引き取りをすることが可能なわけです。

いくらくらいの価値があるのか?

鉛は非鉄金属の中でもあまり高価な部類ではありません。なので、1キロ当たりの相場は変動しますが数十円程度(40円~45円といったくらいです)バッテリー1個だといくらくらいになるのか?車用のバッテリで約10キロくらいだと500円くらいで売れる計算です。

廃バッテリーはどこで買取しているのか?

非鉄金属業者は一般からの受け入れも行っているところはありますから、持ち込みで廃バッテリーを売りに行くことも可能です。しかし非鉄金属のリサイクル業を行っている会社というのはあまり多くないので、一個のバッテリーを売りに行くのに数十キロ走るなんてことになるかもしれません(笑)

川崎と横浜でバッテリを取り扱いしている非鉄金属会社をご紹介しておきます。

【横浜市】

住所|神奈川県横浜市都筑区東山田町48

電話|045-592-8361

【川崎市】

多摩川金属

住所|神奈川県川崎市幸区南加瀬5丁目23−35

バッテリー処分で注意するポイント

バッテリーの処分は、環境や安全の観点から正しい手順で行うことが重要です。バッテリーには有害な化学物質が含まれており、不適切な処分は火災や環境汚染の原因となるため、注意点をしっかりと把握しておく必要があります。以下に、バッテリー処分の際に注意するべきポイントをまとめます。

鉛蓄電池(車のバッテリーなど)

鉛蓄電池は自治体の回収や販売店での回収サービスを利用して処分するのが一般的です。鉛や酸などの有害物質を含むため、適切なリサイクル施設で処理されるようにします。

リチウムイオン電池・リチウムポリマー電池(スマートフォン、ノートパソコンなど)

リチウムイオン電池は発火の危険性が高いので、自治体の「有害ごみ」回収日や、家電量販店、自治体のリサイクルセンターの専用回収ボックスを利用して処分しましょう。

ニッケル水素電池・ニッケルカドミウム電池(乾電池型充電池など)

リサイクルボックスや電池回収ステーション(家電量販店やホームセンターなど)に持ち込みます。カドミウムなどの有害物質が含まれるため、通常のゴミとしては出さないようにしましょう。

アルカリ乾電池

一般的に自治体のルールに従って処分しますが、リサイクルが可能なため、回収ボックスが設置されている場所があればそちらを利用します。

事前に電池を使い切る

バッテリー内に電気が残っていると、処分中や輸送中に発火する可能性があります。電池を使い切ることで安全性を高められるため、できるだけバッテリーの電気を使い切ってから処分するようにしましょう。

3. 端子部分の絶縁処理を行う

  • バッテリーの端子部分に金属が接触するとショートして火災の原因となるため、絶縁テープ(ビニールテープなど)でしっかりと覆ってから処分します。リチウムイオン電池やニッケル水素電池の場合は、特にこの処理が重要です。
  • 絶縁処理後、さらにビニール袋などに入れると安全です。他の電池や金属と接触しないように個別に処理します。

5. ゴミに混ぜて捨てない

バッテリーを可燃ゴミや不燃ゴミに混ぜて捨てると、発火や爆発の危険があるため、絶対に行わないようにしましょう。また、埋め立てゴミとして処分されると、有害物質が土壌や水質を汚染する恐れがあります。必ず専用の回収ルートで処理することが必要です。

処分しないバッテリーの保管も注意

すぐに処分できないバッテリーを保管する際は、高温多湿の場所を避けることが重要です。発火や破損を防ぐため、できるだけ涼しい場所に保管し、金属と接触しないように注意します。

バッテリー処分でよくある質問(FAQ)

バッテリーは普通のゴミと一緒に捨ててもいいですか?

いいえ、バッテリーには有害な物質が含まれているため、可燃ゴミ不燃ゴミとして捨てることはできません。不適切な処分は火災や環境汚染の原因になるため、自治体の回収場所や家電量販店の専用回収ボックスなど、適切な回収方法を利用してください。

どの種類のバッテリーでもリサイクルできますか?

はい、ほとんどのバッテリーはリサイクルできます。鉛蓄電池(車のバッテリーなど)、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池などはリサイクル可能です。アルカリ乾電池もリサイクルできる場合があるので、自治体やリサイクル施設の指示に従って適切に処分しましょう。

リチウムイオン電池を捨てるときの注意点は?

リチウムイオン電池は発火の危険性があるため、処分時に端子部分を絶縁テープで覆うことが重要です。使い切ってから捨てる、または袋に入れて保管しておくと、他の物と接触してショートするリスクを減らすことができます。

バッテリーの端子にテープを貼るのはなぜですか?

バッテリーの端子が金属に接触するとショートして火災が発生する危険があります。特にリチウムイオン電池は発火しやすいため、絶縁テープ(ビニールテープなど)を端子部分に貼ることで安全に処分できます。自治体やリサイクル施設でも、この処理を推奨しています。

バッテリーを使い切ってから処分するべきですか?

はい、バッテリーは使い切ってから処分するのが安全です。電気が残っていると、輸送中や処理中に発火するリスクがあります。電子機器に装着して電池を使い切るか、適切な方法で放電してから処分してください。

車のバッテリーはどうやって処分すればいいですか?

車のバッテリー(鉛蓄電池)は、有害な鉛や酸を含むため、自治体では回収しない場合が多いです。自動車販売店、カー用品店、ガソリンスタンド、または専門のバッテリー回収業者で引き取ってもらうことが一般的です。新品のバッテリーを購入する際に、古いバッテリーを引き取ってくれるお店もあります。

ノートパソコンやスマホのバッテリーはどう処分すればいいですか?

ノートパソコンやスマホに内蔵されているリチウムイオン電池は、自治体のリサイクル施設や、家電量販店の回収ボックスに持ち込んで処分します。電子機器から取り外しができない場合は、製品ごと回収してくれるリサイクルサービスを利用しましょう。

自治体でバッテリーを回収していない場合はどうすればいいですか?

自治体で回収していない場合は、リサイクルボックスを利用するか、専門の回収業者に依頼します。また、バッテリーの販売店でも回収してくれる場合があるため、購入した店舗に問い合わせてみると良いでしょう。

不用品回収業者のバッテリーの引取り

不用品回収サービス

不用品回収業者に依頼をする一番のメリットは部屋からの「運び出し」をしてもらえるということです。しかし作業費や処分費や交通費といった費用がかかるので、依頼をする場合には費用対効果を考えると良いでしょう。つまりお金を支払ってでも運び出す価値があるか無いかということです。

バッテリーは処分にお金かからないって言うけど、不用品回収業者はお金がかかるの?

処分費はかからなくても、交通費と作業費はかかってしまうんですよ。

自分で持ち運びするわけではないから、それは仕方ないわね

引き取りの費用

バッテリー自体は処分費はかからないにしても、不用品回収業者に依頼をする場合は交通費がかかってしまいます。営業所からの距離で1回収あたり5000円~7000円くらいはかかってしまいます。2個捨てるなら倍になるわけではありません。あくまで交通費分がということです。

しかし会社によっては料金設定が大きく異なるので、事前に見積もりをすることをおすすめいたします。

バッテリー回収費用川崎市内全域、横浜市(都筑区・港北区・鶴見区)左記以外の横浜市・東京都(渋谷区・目黒区・品川区・狛江市)
無料(数は無制限)5500円(税込み)7700円(税込み)
当社バッテリー引き取り費用

持ち運びの心配はない

もし持ち込みが手間であったりする場合はこちらから回収にお伺いするので持ち運びの心配は要りません。1個当たり10キロ以上する重たいバッテリですがスタッフが搬出代行いたします。

そして車のバッテリー以外にもバイクのバッテリーや自転車のバッテリーなどもお引き取りは可能です。

その他の不用品処分

小型家電扇風機掃除機電子レンジオーディオ
テレビ冷蔵庫洗濯機エアコン衣類乾燥機
パソコン空気清浄機ファックスコピー機・プリンターエアロバイク
大型家具ベッドタンス食器棚サイドボード
机・デスクソファーテーブルガスコンロ椅子・オフィスチェア
自転車キャンプ道具衣類古紙布団
オフィス用品什器キャビネット機密書類蛍光管
金庫消火器砂利石仏壇小物金属
スプレー缶タイヤバッテリーバイク
ピアノ灯油乾電池ペンキ段ボール
不用品処分廃棄方法

ネットショッピングでバッテリーをDIYで交換してその処理に困った時に、車に載せて持ち運びできるのであればカー用品店や非鉄金属の会社にバッテリーを持ち込みすることは可能です。費用もかからず、もしくは買取りしてくれます。しかし家の周りを片付けをしていたら出てきたバッテリーで持ち込みをする手段が無かったりする場合には回収の依頼が便利です。その時には交通費の費用はかかってしまいますが不用品回収業者もおすすめです。お困りの時にはご相談してみてください。

バッテリー回収のご依頼はこちらから

ご依頼及び費用のご質問などお気軽にお問い合わせください

片付け代行で暮らしのお手伝い

投稿者プロフィール

株式会社コーモド
2007年の創業の神奈川県川崎市内のリサイクルショップ。不用品回収と買取を10年以上に渡り営業を行っている。豊富な経験と実績もある古物販売・リサイクル業の専門家。安心して依頼が出来る不用品回収サービスをモットーに誠実な営業を続けさせていただいております。
お譲りいただいた不用品はリユース・リサイクルの分別を行い、最終的に残るものは一般廃棄物許可業者に委託をして処理されています。

【古物商許可】神奈川県公安委員会第452520008296号