実家の片付けの完全ガイド、効率的な手順とプロのサービス活用法
実家の片付けは、物理的な整理だけでなく、心の整理をも意味します。長年住み慣れた家を片付けることは、多くの思い出や感情と向き合う大変な作業です。本記事では、実家の片付けをスムーズに進めるための準備や具体的な手順、不用品の処分方法からプロの片付けサービスの利用まで、包括的に解説します。家族との大切な時間を過ごしながら、新しい生活の一歩を踏み出すお手伝いをいたします。
- 1. 実家の片付けの重要性
- 1.1. なぜ実家の片付けが必要なのか
- 1.2. 実家の片付けのメリット
- 1.3. 精神的な整理と新しい生活のスタート
- 2. 実家の片付けの準備
- 3. 不用品の処分方法
- 3.1. 買取・リサイクルショップの利用
- 3.1.1. 出張買取・不用品回収サービスの利用
- 3.2. 寄付を利用して不用品処理をする
- 3.3. 自治体のゴミ収集サービス
- 3.4. 家電リサイクル法に基づく処分
- 3.5. 不用品交換イベントやフリーマーケットの利用
- 4. プロの片付けサービスの利用
- 5. 実家の片付けの処分量と費用の目安
- 5.1. 依頼はダイレクトにすると安い
- 5.2. 買取りも同時にしてる回収業者
- 6. 実家の片付けにコーモドがおすすめです
- 7. 実家片付けのタイミング
- 8. 実家の片付けに関する体験談
- 8.1. 実家の片付けが大変なところ
- 8.2. 実家の片付けが大変なことについてtwitter上での反応
- 8.3. 実家の片付けで兄弟喧嘩になってしまう
- 8.4. まとめ
- 9. 東京・神奈川の実家の片付けご依頼はこちら
実家の片付けの重要性
実家の片づけをなおざりにしてはおけません。その重要性についてまとめてみました。
なぜ実家の片付けが必要なのか
長年放置された物品や家具は、転倒やつまづきの原因となり、特に高齢者にとっては大きな危険です。片付けることで、安全な生活環境を確保できます。ホコリやカビが蓄積した環境は、アレルギーや呼吸器系の問題を引き起こす可能性があります。整理整頓された清潔な環境は、健康管理にも貢献します。
物が多く散乱している環境は、視覚的にも精神的にもストレスの原因となります。整理整頓された環境は、心の平安とリラックスを促します。整理整頓された環境は、心の平安とリラックスを促します。
実家の片付けのメリット
使わなくなった部屋やスペースを片付けることで、新たな用途に活用できます。例えば、ゲストルームやホームオフィスとして再利用できます。実家を片付けることで、遺産や貴重品、重要書類を確認・管理することができます。これにより、相続手続きがスムーズに進みます。
精神的な整理と新しい生活のスタート
長年保管していたが使わなくなった物を処分することで、生活がシンプルになり、必要な物だけに囲まれた快適な生活が送れます。片付けを行うことで、家の隅々までチェックでき、修理やメンテナンスが必要な箇所を発見しやすくなります。
実家の片付けの準備
実家の片付けは、思い出や感情と向き合う大切な時間です。事前に心の準備をし、感情的な負担を軽減するために家族と話し合っておきましょう。片付けの目的を明確にし、達成したい目標を設定します。具体的なゴールを持つことで、作業のモチベーションが高まります。
スケジュールの作成
片付けに必要な時間を見積もり、無理のないスケジュールを作成します。長期間にわたる場合、週末や連休を活用しましょう。どの部屋から始めるか、どの物品を先に整理するかなど、優先順位を設定して効率的に進めます。
必要な道具と準備
- 片付け道具の準備
- ゴミ袋(種類別に分けるために色分けされたものが便利)
- 段ボール箱(小・中・大)
- ガムテープやマーカー
- 軍手や掃除用具(ほうき、モップ、掃除機など)
- メジャー(家具の寸法を測るため)
- ラベルやステッカー(分類のため)
- 服装の準備 汚れても良い服装や作業しやすい靴を準備します。防塵マスクやゴーグルもあると便利です。
家族との話し合い
家族と事前に役割分担を決めておくことで、作業がスムーズに進みます。それぞれの得意分野や負担の少ない作業を割り振ります。事前に話し合わないと後々のトラブルに繋がりかねないです。誰が手伝ったとか手伝わなかったなど、兄弟・姉妹喧嘩が起こる原因にもなります。重要な思い出の品や、保管しておきたい物品について家族全員で確認し、意見を共有します。
家財品の分類と整理方法の決定
物品を「保管」「譲渡」「処分」の3つに分類する方法を決定します。さらに、処分する物品は「リサイクル」「廃棄」「買取」に分けると便利です。片付ける部屋ごとにチェックリストを作成し、作業の進捗を管理します。
不用品の処分方法の確認
地域のゴミ出しルールや回収スケジュールを確認し、適切に処分できるようにします。不用品をリサイクルショップや買取業者に持ち込む場合、事前に対応可能な品目や査定方法を調べておきます。
プロの片付けサービスの検討
大型ごみや家電品など、家族では運び出しが困難な物を処分したい時は業者利用も検討する余地があります。プロの片付けサービスを利用する場合、信頼できる業者を選定します。口コミや評判を確認し、複数の業者から見積もりを取ります。業者が提供するサービス内容や料金、追加費用の有無を確認し、納得のいく業者を選びましょう。
不用品の処分方法
リサイクルは、資源を再利用することで環境保護に繋がります。以下の品目についてはリサイクルを積極的に進めましょう。
- アルミ缶や鉄製品は金属リサイクル業者に引き取ってもらえます。
- プラスチック容器や包装は、地域のプラスチックリサイクルのゴミ出しに従って処分します。
- 新聞紙、段ボール、雑誌などは紙リサイクルに出します。書籍や漫画本などは買取に出します。
買取・リサイクルショップの利用
使える状態の家電や家具、衣類などは、買取業者やリサイクルショップに持ち込むことで現金化することができます。中古品として販売できる状態の物品を持ち込みや出張買取を利用出来ます。特に価値のある品物(ブランド品、アンティーク、楽器など)は、専門の買取業者に査定してもらうと良いです。
専門店に売却した方が良い物
貴金属・高級時計・ブランド品はそれらを専門として扱う買取店に売却するのがおすすめです。こういったものは街のリサイクルショップでは査定出来ない場合が多く、買えたとしても安値になるケースが多いのです。例えばブランドのバッグにしても保証書がすでに無い場合があり、保証書が無いと買わないこともあります。なぜかと言えば偽物が非常に多いアイテムだからです。しかしブランドバッグにしても有名高級時計にしても専門店の場合は真贋が出来るスタッフがいたりするので、保証書が無くても見分けがつけれたりします。目利きで本物と鑑定すればきちんとした相場で買ってもらえるということです。貴金属に関してもリサイクルショップでは18Kや24Kなどと打刻されてないものは買取してもらえないケースがほとんどですが、専門業者の場合は成分を判定できるX線機器を持っているところもあり、本物か偽物の鑑定が可能です。そしてその日の相場価格に応じて買取をしてくれます。
出張買取・不用品回収サービスの利用
大量の不用品や大型家具を処分する場合、出張買取や不用品回収サービスを利用すると便利です。
- 出張買取サービス 買取業者が自宅まで来て査定し、現金化してくれるサービス。特に高価買取が期待できる場合に有効です。
- 不用品回収サービス リサイクルショップには不用品処分も同時に行う業者もあります。買取から回収まで一括で適切に処分してくれるので、時間や手間を大幅に省けます。
寄付を利用して不用品処理をする
不要になった物品を必要としている人や団体に寄付することも一つの方法です。以下のような物品が寄付に適しています。
- 衣類 着なくなった衣類は、NPOや地域のチャリティ団体に寄付できます。
- 家具・家電 使える状態の家具や家電は、福祉施設やリサイクルセンターに寄付できます。
- 本・おもちゃ 子供向けの本やおもちゃは、図書館や児童施設に寄付することができます。
自治体のゴミ収集サービス
地域の自治体が提供するゴミ収集サービスを利用して不用品を処分する方法です。自治体ごとにルールやスケジュールが異なるため、事前に確認しましょう。
- 燃えるゴミ 生ごみや紙くずなど、燃える素材のゴミ。
- 燃えないゴミ ガラス、陶器、金属類など、燃えない素材のゴミ。
- 粗大ゴミ 家具や家電など、大型のゴミ。事前予約が必要な場合が多いです。
家電リサイクル法に基づく処分
特定の家電製品(テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機など)は家電リサイクル法に基づいて適切に処分する必要があります。
- 販売店に依頼
- 自治体の指定業者に依頼
- 回収業者に依頼をする
この中で一番合った方法を選びます。
不用品交換イベントやフリーマーケットの利用
地域で開催される不用品交換イベントやフリーマーケットに参加し、不用品を処分する方法もあります。
- 不用品交換イベント 地域のコミュニティイベントで、不用品を他の必要なものと交換する。
- フリーマーケット 自分でブースを出し、不要な物品を販売します。手軽に不用品を処分できるうえ、収入にもなります。
プロの片付けサービスの利用
実家の片付けや大規模な整理が必要な場合、プロの片付けサービスを利用することで、作業が効率的に進み、精神的・肉体的な負担が軽減されます。以下に、プロの片付けサービスの利用に関する詳細とメリットを説明します。
効率的な作業
プロのスタッフは片付けの専門知識と技術を持っているため、効率的かつ迅速に作業を進めることができます。大量の不用品でも短期間で片付けが完了します。限られた時間で片付けを行いたい場合に非常に有効です。
精神的・肉体的負担の軽減
大量の不用品や思い出の品の整理は精神的に負担が大きいものです。プロに任せることで、この負担を軽減できます。大きな家具や重い荷物の移動は体力を使います。プロのスタッフが代わりに行ってくれるため、身体への負担が減ります。
確実な処分とリサイクル
法律に則った適切な方法で不用品を処分してくれるため、違法な廃棄や環境への悪影響を避けることができます。リサイクル可能な物品は適切にリサイクルし、環境保護に貢献します。
貴重品や重要書類の発見
プロの目でしっかりと確認しながら整理を行うため、貴重品や重要書類を見落とすことがありません。発見した貴重品や重要書類は安全に保管し、ご家族にお渡しします。
清掃と原状回復
片付け後の部屋の清掃も行うため、次に利用する際にすぐに使える状態になります。業者によっては必要に応じて、部屋の原状回復や簡単な修繕の手配も行います。
プロの片付けサービスを選ぶ際には、信頼できる業者を見極め、トラブルを避けるためのポイントを押さえることが重要です。以下に、プロの片付けサービスの選び方と注意点を詳しく解説します。
プロの片付けサービス選び方と注意点
- 信頼性の確認、インターネット上の口コミや評判を確認しましょう。適切な認定や資格を持っている業者を選びます。例えば、遺品整理士や古物商許可を持っている業者は信頼性が高いです。
- 見積もりの取得、複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較します。一つの業者だけに絞らず、複数の選択肢を検討しましょう。
- サービス内容の確認、提供されるサービスの内容と範囲を事前に確認します。整理、処分、清掃、運搬など、必要なサービスが含まれているか確認しましょう。自分の住んでいる地域がサービス対応エリアに含まれているか確認します。
- 契約内容の確認、契約書の内容をしっかりと確認し、不明な点は業者に質問しましょう。特にキャンセルポリシーや保証内容について確認することが重要です。
実家の片付けの処分量と費用の目安
一軒分の家の片付けをする場合のおおよその目安です。間取りによってや住まわれている人によっても差が出ますが、一般的な目安として参考にしてみてください
間取り | 2トントラックの台数・荷量の立米数 |
2LDK | 2台~ 約15立米~ |
3LDK | 3台~ 約19立米~ |
一戸建て | 4台~ 約28立米~ |
衣装持ちの人や本が好きな人の家の場合だとこの量からさらに増えることがあります。2トントラックに7立米積みでさらにもう2台くらいは余分にあるかもしれません。
家財処分業者の作業費は会社によっても異なります。リサイクルを中心とした業者やすべてゴミ処理として引き取りする会社によって料金が違います。見積もりは数社取ることと、なぜそのような金額に違いがあるのかを検討してみるのも大切です。
間取り | 費用の目安 |
3LDK | 20万~ |
一戸建て | 30万~ |
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依頼はダイレクトにすると安い
片付け業者をどんな風に探しますか?ネット検索で調べると思いますが、どんなサイトを見つけて選ぶでしょうか?「おすすめの業者6選」や「一度に10社からの見積もりがもらえる」といったところを選んではいないでしょうか?このような会社の仕組みをお教えいたしますと、このようなキャッチフレーズで集客をしているのは広告会社です。その広告会社に協力会社として登録しているところに依頼の情報が流れます。広告会社は多大な費用を払って集客を行い依頼を集めるため、登録会社は依頼の情報をもらうためにその費用を支払うということになります。これが「中間マージン」になります。
しかしこういった会社ではなくダイレクトに片付け業者に依頼をしたらどうなるでしょうか?そう、もちろんそういったコストがかからないのでそういった「中間マージン」がかからない分安くなるのは間違いありません。
ではその見つけ方ですが、例えばグーグルのマップ検索で「家財処分業者 〇〇」(〇の中は地域名)と入力すると、その地域の業者が出てきたりするはずです。会社の所在地が表示されるのですが、左側に会社が一覧で出てます。そこには「ウェブサイト」びマークがあり、それぞれのホームページにリンクします。そうするとそこの会社のサービスや料金体系などが分かります。
いくつか良さそうな業者をピックアップして見積もり依頼をすれば良いだけです。一括サイトやおすすめ〇選には載っていない業者は中間マージンがかからないので、見積り金額も20~30%くらいは安くなってもおかしくありません。
片付けローカルな会社がおすすめ
家財処分や遺品整理の会社を探す場合には、一括見積もりの場合だと遠方の会社が来ることもあります。そうなるとランニングコストが余分にかかる場合もあり、結果として片付け費用が増額に繋がるケースもあります。
買取りも同時にしてる回収業者
片付けと同時に買取をしている業者ならさらにお得になる場合があります。買取も出来ることで値引きがしやすくなるんです。
割引の対応にも柔軟
片付けだけの依頼の場合は、仕分けのや運搬費だけの作業費で見積もりを出すことになりますが、さらに買取があればその売却を含めて「値引き」がしやすくなるものです。車を買う時の下取りに似た感じですかね。なので、一軒分の買取と片付けの見積もりを出してもらうのも良いでしょう。逆に依頼人から「〇〇円で出来ないか?」という交渉もアリです。買取があれば業者の方も譲歩しやすいです。
一度で片付けが済む
金額的に折り合いがついて、片付けを手早く済ませたいのであれば、買取も片付けも同時にしてくれる業者が時短になり有効です。
実家の片付けにコーモドがおすすめです
リサイクルを中心とした片付け業者。不用品の買取は家財道具のほぼ全般がジャンルなので、幅広い査定が可能。新しいものだけでなく古いものまで買取が可能。買取と同時に不用品処分を同時に行っているので、買取・処分・リサイクルまでを一括に出来るのが大きなメリット。時短にも繋がります。古物商許可業者なので安心して買取の依頼が出来ます。処分品に関しては一般廃棄物許可業者との提携。
サービスエリアは、川崎市を中心として横浜・東京23区内を対応。即日からの迅速対応で、現地見積もりも無料で行っているのでまずは相談してみましょう。
実家片付けのタイミング
実家を片付けをするというのはそれなりの理由があってのことです。引っ越し・家屋・土地の処分が主な理由の場合が多いです。
住宅の住み替え
実家の整理をする理由の一つとしては住宅の住み替えというのもあります。子供さんたちの成長に合わせて購入したお家も、子供さんが巣立った後というのは管理も大変になります。修繕費がかかったり、一戸建ての場合なら庭の手入れなど。そういった理由でもう少し小さなサイズに移住される方も増えています。しかし、移り住むにしても大きかった家の荷物を全て持って行くことは出来ませんから、荷物を減らさなければいけません。子供部屋で使っていたものや、収納にしまっていたものなどが整理の対象になるでしょう。
売却をした資金で高齢者のホームに移り住むということをしている方も今は多くいます。やはりケアがしっかりしているので、住む方も家族の方も安心というのが一番の理由の様です。
空き家を売却
すでにご両親が他界されていて、空き家になっている実家を売却するという事例も多くあります。最近は核家族化でそれぞれ住む家が別々のところが多いので、親と過ごした家に誰かが住むということも少なくなってきました。家屋を売却する前に家財道具を処分しなければいけないということで、実家の片付けに出向くというケースです。
マンションの場合なら築年数がまだ新しい時に売った方が高くなりやすい可能性はあります。戸建ての場合でも住宅付きで売却するか、土地として売るかによっても価格差が出ます。中古住宅として売った方が高くなりやすいですから、そうなるとなるべく早く売却した方がより多くのお金を得ることが可能になります。
実家の片付けに関する体験談
実家を片付けで苦労するポイントやトラブルになることに関してまとめてみました。
実家の片付けが大変なところ
実家の片付けといってもこれが簡単には進まないようです。物理的な問題や進行を妨げる事柄が多くあります。
突然片付けをしなければいけないとき
体調不良などによって親が引っ越しをしなければいけなくなったというケースも起こりうる話です。病院に入院をする場合や、認知症などを起こしてしまい、身の回りのものを整理して暮らしやすい環境を整えてあげなければいけない場合もあります。突然整理を始めなければいけないというのも日程の調整を行うなどの負担がかかります。
一度では終わらず時間が結構かかる
間取りにもよりますが、例え一部屋であっても仕分け分別には時間がかかり、粗大ごみを出す場合には収集の申し込みの手続きもしなければいけませんし。何かと時間がかかるものです。これが一軒家で一軒分の荷物ともなればか長期間の作業になります。場合によっては数か月かかることも珍しくはありません。
一人では出来ない作業が多くある
本棚から出して本を縛って資源ごみに出したり、タンスの中の衣類を整理したり、食器棚の中のものを整理するというのは一人でも出来る作業です。しかし本棚やタンスや食器棚を粗大ごみで出そうと思ってもこれらを一人で運び出すというのはかなり無理があります。やはり二人で無いと運び出しは難しいです。一人では出来ない作業がどうしても出てきてしまうので、手助けしてくれる人を見つけておく必要があります。
自分だけで処分の判断が出来ない場合
親が住んでいる実家もいつかは遺産となります。そうなれば相続ということになるのですが、兄弟・姉妹がいる場合には事前の相談をして片付けを進めるべきでしょう。もしその家に誰かがリフォームをして住み始めるということであれば「遺産分割協議」をしなければいけません。すでに親と同居している家族がいる場合には、その家を譲るというケースもあります。金銭の絡む話なので、慎重に進める必要があります。
家財道具の荷物の量が多い
物量が多いと仕分けや分別でかなりの手間がかかります。残すもの・捨てるものの分別もですし、さらに捨てるものを「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「資源ごみ」「粗大ごみ」といった具合に分別しなければいけません。そしてこれらを曜日に合わせて出さなければいけないということです。仮に全部処理の場合ワンルームのお部屋で2トン箱車1台くらい。3LDkくらいの間取りなら2トン箱車4~5台くらいの量はあるといえば簡単ではないことが想像できますよね?
実家と住んでいるところが離れている
私自身もそうですが、親とは離れて暮らしていて、片付けに戻ることになったらどうなるんだろうと思ってしまいます。毎週は通えないですし、月一ではいつに終わるのだろうか?と考えてしまいます。同じようなことを思われる人も多くいらっしゃると思いますが、今住んでる家と実家が離れているというだけでも相当の苦労が生まれます。
親の家の片付けに納得しない
まだご両親がご存命であっても、いざ片付けをしようと思っても進まないことが起きます。
高齢になってくると身体の自由も若かった時のようには動かすことが出来なくなります。普段から片付けの習慣があれば物を溜めない癖がついているのですが、整理が苦手な人の場合は少しずつの荷物がだんだん溜まり、気づいたときには山のようになってしまうことがあります。特に一軒家の場合ですとお年寄りにはきつい作業になります。階段の登り下りで荷物を下ろすというのも楽ではないからです。過去に見てきた現場の中の事例で言えば、夫婦二人の時には一緒になって整理できていても一人になった時に物が増え始める傾向です。ですから子供さんたちがこまめに様子を伺い、手伝ってあげる環境が望ましいです。ただし「片付けろ 片付けろ」の押し問答は良くありません。
親が買った家、そしてそこに自分の私物を置いていて、それを子供たちから「整理したら?」といわれて、「はい片付けます」という親はまずいないでしょう。どれだけ物が溢れていようが、「自分の家なのだから自分の勝手」と思っているに違いありません。しかしそれを放置したままにしておくと、いずれその片付けは自分の身に降ってくることとなります。しかし強行にでるわけにもいきません。関係を悪化させることにも繋がりかねないからです。あまり感情的にならないことが賢明です。
親の説得
家の中の収納からはみ出してしまったもの、その多くが不要品であることが多いです。同じものがいくつもあったりしても無駄ですし、使わないのにずっとしまいこんでいるというのも勿体ない話です。しかし家の整理については、直接的なものの言い方は避けたほうがよいです。それは「喧嘩の始まり」になってしまうからです。「捨てなさい」「片付けなさい」と自分が小さな頃に親から言われ続けたような言葉だと思いますが、すんなりと片付けたという人は本当に素直に育ったのでしょう(笑)。大半の人が抵抗していたと思います。それが今は逆転する立場になるのですが、だからといって親も素直に片付けてくれるわけではありません。他の人から見ればゴミに見えてしまうものであっても、本人からすれば大切にしているコレクションだったりします。必ずしも感覚を共有できるわけではありません。しかし何でも溜めれば良いわけでもありませんから、「何を残すべきで、何を整理したらよいか」を説得していく必要があります。
まずは自分たちが使っていた部屋から片付けを始める
親の家といっても、かつては自分たちが住んでいた子供部屋もあるかと思います。まずはその部屋から整理をするというのも方法の一つです。いくつかある子供部屋だけでも整理されていれば後々には楽になることは間違いありません。いくら親の家だからといっても子供部屋ですから、そこは使用していた人が片付けることに対しては親も抵抗はないはずです。子供部屋が片付くことにより親たちが生活しているエリアも少しずつ整理をするきっかけになるかも知れません。まずは片付け、断捨離をすることの意義を親自身が認識することが重要で、徐々にでも構わないので整理をすることが大切です。
強行手段は逆効果
見かねて勝手に整理を始めることだけは止めましょう。それよりも親とのコミュニケーションを深くとることが大切です。「なぜこんなに子供たちが言っているのか」まずはそれを理解してもらうことも大切です。親の価値観と子供の価値観の溝を埋めるべく、より多くの会話をして話し合いを進めるのが建設的でもあります。
実家の片付けが大変なことについてtwitter上での反応
昔の人は「勿体ないから」とあまり荷物を捨てたがりません。最終的には子供が片付けることになるんです。
一軒家は家財道具の量が増えるので業者に依頼をすると確かに費用は発生しますが、業者選びをしっかりすればコスト削減は確実に出来ます。
賃貸の物件の場合には退去日の期限があります。お休みを都合したりと何かと苦労するのが実家の片付けです。
実家の片付けで兄弟喧嘩になってしまう
作業を手伝わない、 兄弟・親族で協力しあう
大変な労力のいる実家の片付けです。兄弟・姉妹がいるのならばみんなでやった方が早いですし楽に進みます。しかしこれを自分の都合で手伝わないとなると喧嘩の元になりかねません。
兄弟や姉妹がいるのであれば連携を図って片付けをするのが良いでしょう。どちらかだけがするのも「やった」「やらされた」になって後になって遺恨を残すことにもなりかねないからです。最終的には相続の話になるわけですから、やはり分担をしてお互いに片付けを手伝うというのが円満に解決できるでしょう。ただし遠方で暮らしていたりと、必ず一緒に出来るばかりでもありません。どちらかに押し付けるのではなく、そういったことも考慮して話し合いをすると言うのが一番大切なことですね。
勝手に荷物を処分された
家財道具の中には誰かが大切にしている私物であったり、中古品としての価値があったりするものなどが様々です。それを片付けを始めた人が勝手に処分してしまうことが起きてしまうとこれもトラブルの元です。記念の思い出の物などは二度と手に入りません。要らないだろうと勝手に処分するのではなく、訪ねてから進めるのが良いです。また売れそうなものだからと、兄弟・姉妹に内緒で売却をしてしまうというのもトラブルになりかねません。特に親族同士でお金の問題で喧嘩になると感情的になりがちです。もし売ってしまっても、お金は均等に分配するなどをするなどのケアが大切です。
売却をするときに負担になる
誰も済んでいない空き家の実家を売却する時に、家財道具が山ほど残っている場合は全て処分してからでないと売買出来ないケースがほとんどです。買主は中古住宅を購入しようと思っているわけで、中の家財道具までは不要です。購入するためには全て撤去しておかなければいけません。さらに土地として売る場合には、解体業者に家屋を取り壊してもらうにしても家財道具が残っている場合は作業が始めれません。解体業者の中には残置物の撤去をしてくれるところもありますが、家財処分を得意としている業者よりも高くなるケースもあり、手間をかけたくない人であれば良いですが、処分費を少しでも節約したい方にはおすすめできません。自分で整理するにしても業者に依頼をするにしても切り分けて考えるべきです。いずれにしても売却時には家財道具は全て処分することになります。
相続のための貴重品管理
相続に関することがある意味一番重要です。登記簿などの書類一つが無いだけで、司法書士さんに新たに作成してもらったりすれば余分に数万円~の費用がかかったりと面倒なことが発生します。
よくある事例ですが、お亡くなりになった後に「貴重品」が見つからないということがあります。貴重品というのは資産に関するものです。親と子といってもお金にまつわる話をあまりしないということも珍しい話ではありません。ですが、話をしてこなかったことで相続のときに困る事例は多々あります。
「預金通帳」「証券」「貴金属」「貸金庫の鍵」「遺言書」主にこういったものが重要なものとなります。
何も知らないと相続で困る
貴重品の場所や資産がどれくらいあるとか、遺言書はあるのか?遺言書の保管場所はどこなのか?など親子の間で話し合いをしていないと後々が非常に面倒です。親の物といえども勝手に出きるわけでもないからです。生きていれば譲渡になる物も、亡くなってしまうと遺産の扱いになりますから、相続人同士の権利が発生してしまうわけです。
仮にですが、見つかっていない遺言書の中に相続させたい人の名が書かれていたら、他の人は相続は出来ません。(厳密にいうとそれが全てでもありません。)金銭に関するデリケートな話です。家族といっても関係が拗れることにも繋がりかねません。しかしそれと同時に重要なことでもあるので、全く知らないということはないようにすべき事項です。
参考
家を相続する場合は司法書士に依頼をして、新たに登記するための書類を作成してもらいます。その前に相続人同士で「分割協議」を行い、その家を引き継ぐ、もしくは売却をして金銭として分けるといった話し合いを行います。 不動産の遺産相続には司法書士の力が必要です
まとめ
実家の片付けというのは予想以上に大変です。親の説得もですが、その大量の家財道具の処理にはかなりの時間がかかると思ってください。しかし時間をかけてでもやれば金をかけずに出来ることなので、家族で力を合わせてやってみるのもよいと思います。
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片付け代行で暮らしのお手伝い
投稿者プロフィール
-
2007年の創業の神奈川県川崎市内のリサイクルショップ。不用品回収と買取を10年以上に渡り営業を行っている。豊富な経験と実績もある古物販売・リサイクル業の専門家。安心して依頼が出来る不用品回収サービスをモットーに誠実な営業を続けさせていただいております。
お譲りいただいた不用品はリユース・リサイクルの分別を行い、最終的に残るものは一般廃棄物許可業者に委託をして処理されています。
【古物商許可】神奈川県公安委員会第452520008296号
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