自分で出来る不用品処分の方法と注意点

不用品処分

不用品を処分する際、業者に頼らずに自分で行うことで費用を抑えることができます。しかし、不用品の処分にはさまざまな方法があり、それぞれに注意点もあります。本記事では、不用品を自分で処分するための具体的な方法と、それぞれの注意点について詳しく解説します。これを参考に、効率的かつ安全に不用品を処分しましょう。

不用品処分にはどのような方法があるのか?

自分で不用品を処分する場合の方法として、主に以下のようなことが挙げられます

  • リサイクルショップへの持ち込み
  • フリマアプリやネットオークションの利用
  • 寄付をする
  • 自治体の回収サービスを利用
  • 燃えるゴミ・燃えないゴミとして処分

それぞれメリットデメリットがあります。さらに違いを含めて詳しくご紹介していきます

リサイクルショップへの持ち込み

リサイクルショップ
  • 使えるものをリサイクルショップに持ち込む。
  • メリットは手軽に現金化できる。
  • 注意点としては商品の状態や付属品の有無で買取価格が変わる。

リサイクルショップで処分する場合の不用品は、必ず使えるものであることです。破損や故障などがある場合は買取不可になってしまいます。自分で売ったりするよりも手間がかからず現金化出来るところが良いところです。

フリマアプリやネットオークションの利用

  • メルカリやヤフオクなどを利用して個人で販売。
  • メリットは自分で価格を設定できる。
  • 注意点として出品作業や発送の手間がかかる。

フリマアプリを使えば自分の好きな価格で販売することが出来ます。メルカリやヤフオクには、定額販売かオークション販売の違いがあるので、どちらに出すべきかの見極めが必要です。ただしどちらのフリマも、画像を撮ったり商品説明をしたりしなければいけませんし、発送をする必要があります。丁寧な梱包等を心がけないと評価に影響が出るので注意しなければいけません。

不用品を寄付をする

  • 慈善団体やNPOに寄付する。
  • メリットは社会貢献になる。
  • 注意点として受け付けていない品目もあるため事前に確認が必要。

海外支援や恵まれない子に対してのNPO団体があり、寄付を受け付けていることがあります。まだ使えるものであればゴミとして廃棄では無く、再利用かつ支援ということで社会貢献に繋がるのが良い点です。寄付をしたい場合は、NPO団体がまずは何を集めているのかを確認して送ることが必要になります。

自治体の回収サービスを利用

粗大ゴミ
  • 自治体の粗大ゴミ収集やリサイクル回収を利用。
  • メリットは安価または無料で処分できる場合がある。
  • 注意点として回収日や手続き方法を事前に確認する必要がある。

粗大ゴミ収集はそれぞれの自治体が行っています。地域によって価格差はありますが、1点当たり数百円~と安価なのが良い点です。月に1回~2回程度なので、収集日を確認して出すことが必要です。運び出しは各自で行わなければいけないので、大型の家具や家電の処分の場合は苦労する点がデメリットになり、家電リサイクル法によりテレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン・衣類乾燥機・パソコンは自治体では収集しません。さらに処理困難物の扱いになるもの(金庫・タイヤ・バイク・アップライトピアノ)も収集しないので事前の確認が必要です。

燃えるゴミ・燃えないゴミとして処分

  • 分別ルールに従い、家庭ゴミとして処分。
  • メリットは手軽に処分できる。
  • 注意点として大型ゴミや危険物は対象外。

1辺の長さが30センチ満たない物は粗大ゴミとしてでなく「燃えるゴミ」か「燃えないゴミ」として処理が出来ます。(地域によりその名称が異なります。川崎市の場合は燃えるゴミは普通ごみと言います)

費用もかからず捨てることが出来るのが良い点です。しかし、環境のことを考えると、まずはリサイクルが可能な物が無いかを考える必要があります。

不用品処分の注意点

注意点

不用品を処分をする場合に、一般的には以下のようなことに注意して処分することがおすすめされています

  • 個人情報の保護
  • 安全な取り扱い
  • 環境への配慮
  • 法令遵守
  • 買取業者とのトラブル防止

個人情報の保護

  • 不用品に個人情報が含まれている場合の対処法。
  • ポイントとして、パソコンやスマートフォンのデータ消去、書類のシュレッダー処理。

デジタル端末機の中には個人情報が含まれていたりもします。例えばパソコンの中の情報は、初期化をしたり、ソフトを使い完全に消去するといった処理を行うのが一般的です。既に起動しないパソコンなどの場合は、ハンマーによる物理的な破壊で処理することも出来ます。

安全な取り扱い

  • 不用品の運搬や処分時の安全対策。
  • ポイントとして重量物の持ち運び、ガラスや刃物の取り扱いに注意。

リサイクルショップなどへ持ち運びする際の不用品の運搬には注意が必要です。部屋からの搬出時や、車に載せて移動する場合に車内での破損事故。特にガラス製品を運ぶ場合には慎重に扱う必要があり、柔らかい物で包んだり、緩衝材を巻くといった方法がおすすめです。

環境への配慮

リサイクル
  • 環境に優しい処分方法の選択。
  • ポイントとして、リサイクル可能な物品の分別、適切な廃棄方法の選択。

不用品だからと言っても全てがゴミではありません。まずは再利用が可能な物なのかを確かめてみましょう。リサイクルショップへの問い合わせ。オンライン査定などを行い、再利用が可能であれば中古品として扱うことでも環境に優しくなります。中古品としての扱いが難しくても、金属・プラスチック・衣類・紙といった再資源化のリサイクルをするための分別は大切なことです。

法令遵守

  • 不用品処分に関する法令の確認。
  • ポイントとして、適切な処分場の利用、不法投棄の禁止。

不用品を処分する際には法令順守をして正しく処分しなければいけません。粗大ゴミで処理には費用がかかりますが、費用を惜しんで路上への不法投棄などは禁止されています。燃えるゴミ・燃えないゴミも正しく分別を行い、危険物など間違ったものを混ぜないようにしなければいけません。持ち込みで処理する場合には、適正な許可を持っている処理場であるかの確認をします。

買取業者とのトラブル防止

  • 悪質な買取業者に注意をする。
  • ポイントとして、契約内容の確認、査定額の妥当性のチェック。

不用品を買取業者に依頼をする時には気を付けなければいけないことがあります。それは「押し買い」と呼ばれるもので、売りたくないものを強引に買取しようとする業者がいます。特に貴金属を中心に行われています。相場よりもかなり安い金額で買取をするというのが特徴で、契約内容も曖昧であったり、査定額も明確でない場合があります。身元もしっかりと分からない業者であれば毅然とした態度で取り合わないことが大切です。

不用品処分に役立つツールとサービス

フリマ
  • フリマアプリの利用
  • リサイクルショップの検索方法
  • 自治体の回収サービス

これらのどれかを利用することで、自分自身でも不用品を処理することは可能です。

不用品売却で使えるフリマアプリ

  • メルカリ、ラクマ、ヤフオクなどの使い方。
  • ポイントとして、効率的に出品・販売するコツ。

フリマアプリを利用する場合は、まずはアプリをインストールしなければいけません。そして、売りたい不用品の画像を撮るのですが、綺麗に撮ることも重要ですが、傷を隠したり虚偽になるほどの写真加工しないことが大切です。複数の物を出品する場合には、商品説明など、予めひな形を自分で作成しておくと効率的に出品が出来ます。雑な出品をすると結局は売れ残ってしまうこともあるので、丁寧に販売を心がけることが大切です。

リサイクルショップの検索方法

  • 近隣のリサイクルショップを見つける方法。
  • ポイントとして、インターネットや口コミサイトの活用。

近所のリサイクルショップを見つける方法として、グーグルマップを使った方法があります。マップの検索窓の中に「リサイクルっショップ」と入力して検索すると自分がいる場所の近くのリサイクルショップが表示されます。売りたい不用品をショップが取り扱うアイテムが合致するかを確認します。さらにマイビジネスの口コミを見ることで、お店の評価も分かります。それらを活用してより良いお店が見つけることが出来ます。

自治体の回収サービス案内

  • 自治体が提供する回収サービス。
  • ポイントとして、自治体のウェブサイトや広報誌の情報をチェック。

自治体が行う回収サービスとは「粗大ゴミ収集」「大型ごみ収集」(地域により名称が異なります)があります。これらは1辺の長さがおおよそ30センチを超えるものであれば、申し込み制の有料収集となります。費用は数百円程度~と安価なので利用しやすいのが特徴です。

3月などの引っ越しシーズンには申し込みが増えるので、受付出来ない場合があるので、事前に申し込みする必要があります。さらに1回の申し込みには制限があり、10個程度までの数しか受付出来ない地域もあります。

自宅前やアパートマンションの集積所への収集の戸別収集以外にも、クリーンセンターへの持ち込みを行っている自治体もあります。いずれも申し込み制で、手数料は現地で支払います。その地域の住民のみが利用可能です。(会社からのゴミは不可。免許証など住所の記載がある証明書の持参が必要)

粗大ゴミでは処理できない不用品もあるので、住まいの地域の自治体ホームページを確認する必要があります。

まとめ

自分で不用品を処分する方法にはさまざまな選択肢があります。リサイクルショップやフリマアプリの利用、寄付、自治体の回収サービスなどを活用し、費用を抑えつつ効率的に不用品を処分しましょう。また、処分する際の注意点として、個人情報の保護や安全な取り扱い、環境への配慮、法令遵守などを忘れずに行うことが重要です。これらのポイントを押さえて、安全かつ経済的に不用品処分を行いましょう。

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投稿者プロフィール

株式会社コーモド
2007年の創業の神奈川県川崎市内のリサイクルショップ。不用品回収と買取を10年以上に渡り営業を行っている。豊富な経験と実績もある古物販売・リサイクル業の専門家。安心して依頼が出来る不用品回収サービスをモットーに誠実な営業を続けさせていただいております。
お譲りいただいた不用品はリユース・リサイクルの分別を行い、最終的に残るものは一般廃棄物許可業者に委託をして処理されています。

【古物商許可】神奈川県公安委員会第452520008296号